LEDの影響
(松江城)
城へと上がる道を歩きます。
木の根が、
土の上を這い回っています。
道沿いの木は、ひどく衰え、傷んでいます。
城が見えました。
やはり、木は傾き、ねじれ、穴が開き、苦しそうです。
枝が垂れ下っているかのような、大きな木が見えました。
ひどく弱っているようです。
近づいて下を覗いてみると、
隣の木が、すでに切られていました。へびのような根っこにぎょっとしました。
城の中に、この木に関する記述がありました。
樹齢320年の松で、平成18年に急速に樹齢が衰え、回復作業も実らなかったようです。
城内には、神社が3つもあるらしく、
やはり周りの木は、穴が開き、傾き、
大きく歪み、黄色い苔がつき、
樹皮がめくれ、これほど剪定されなければならないほど、傷ついています。
城の中に入って、展示物を見ていると、無性に腹が立ってきました。
遠い昔、LEDはなくとも、同じ原因はあったのだ、と。
城の中にあった記述には、木の枯れは、松くい虫などによる被害かとありましたが、
ここ10年程の間に急速に変わったものの影響を知れば、
原因はおのずと分かるのではないでしょうか。
(2017.4.3)
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